Run for Self-actualization

2006年から走っているランナーのblog。もう一花咲かす!

OSJハコネ50k 結果

5/27 OSJハコネ50kのこと,レース当日のことを思いつくままに書いていきます。暫定版です。書き直し,加筆,などいろいろあるかも。

※また長いです。

昨日から暑く半そで,ハーフタイツで行きます。今日は帽子が必需品だ。全身に日焼け止め塗って,膝簡単でガード。

スタート地点で大江戸飛脚会のユニホームを着てた方がいたので声をかけたらやっぱりRASCALさんでした。健闘を誓ってスタート地点へ。スタート地点は21%の傾斜地にあります。つまり先頭近くにならばないとつらいってこと。割と前のほうに並べた。

朝6時にスタート!周りの人いきなりとばす。はじめの舗装区間は傾斜がゆるいからその間でいいポジションを取っておこうという作戦か?私もつられてとばしてしまう。今日は前半突っ込みすぎたみたいです。(他の参加者のページを見ると渋滞があったみたいだから結果としてはよかったのかもしれない?)

阿弥陀寺に行く前にトップ選手は消えていったけど,No.1のDean Karnazes選手が近くにいた(結局最後まで前後しました)。たぶん渋滞ポイントだった阿弥陀寺過ぎのところも軽く立ち止まる程度で通過。塔ノ峰にエイドはあったのか?

ロードを過ぎて自分的には一番目のポイントの急坂,いきなりふくらはぎがパンパンになる。まだ始まったばかりなのに,今日は辛い展開になっちゃうのか?そして暑い,日差しが強い。まだ8時になってないはずなのに,もう真昼間な感じだ!

明神ヶ岳までNo.1の後ろについていったけど,どうもペースが上がらないのか,時折数人の集団に抜かれていく。私は最初に疲れるのを恐れておとなしくしていたが,明神ヶ岳を過ぎて私もパスしてみた。アミノバイタルゼリー1本。

一人になるとすぐにジリ貧で,矢倉沢峠からの上りでは早くも立ち止まってしまう。女性ランナーに「がんばれ!」と声をかけられる。普通のお母さんって感じの人が,こんな余裕で上っていくのか・・・アスリートっぽい人は今まで見たことあるが・・・。パワーバージェル1本。

これだけ辛い理由はやっぱりオーバーペースなんだ。試走では金時山まで3時間20分だったのが,今日は2時間45分。トイレと栄養補給にカロリーメイト食べようとしたが,食べられん。口の中に張り付きまくりで1本の半分を口に押し込むのがやっと。

ここから第1CP芦ノ湖展望公園までがだれた。周りの人とペースが合わず一人旅になることが多かった。乙女茶屋,丸岳,長尾峠といったところは試走でタイムを取っていたので,それをメモしてくれば後どれくらいかわかったのに,そういう周到さはなかった。

第1CP芦ノ湖展望公園に到着。3時間55分,124位らしい。パワーバー半分を無理やり流し込む。1.5L補給。5分ほど休憩して出発。ランママこと佐藤センセーが通り過ぎていった。

三国山まで行けば,あと厳しいところは神山だけだ,そうすればあとは気合だけだ,という気持ちで何とか行く(そんなに甘くはなかったけど)。アミノバイタルゼリー2本目。湖尻峠のところでゼッケンを見て名前で応援してくれた人がいた。ありがたいことです。

試走で三国山前が辛かったから,なんとなく景色を覚えていた。2府の巨木を過ぎればもう少しで頂上だ。また途中で立ち止まってしまったが,前回はここでノックアウト寸前だったからそれよりはましかな。上っててつい立ち止まってしまうのはどうしても足が動かない,足を動かすという命令を体が受け付けない。そんな感じでした。

ここから下り基調なので,時間を稼ぐところだ。このあたりは何人かで連なって走る。クリールの編集長?がいた。5時間を過ぎていよいよ日も高くなりなんとなく頭がくらくらする。アミノバリュー混じりの水だけど背に腹は変えられんから首筋にかけた。ちょっと楽になった。

レストハウスは通過して,海ノ平過ぎから木の階段交じりの走りにくいところを抜けて道の駅箱根峠へ。箱根峠でトイレに行き,水道の水をかぶった。これで生き返った。石畳を抜けて白浜手前のエイドでまたパワーバーを半分食べ休憩して出発。

ここから本当はばっちり走ってタイムを稼ぐつもりだったんですよ。こんなところで歩くとは・・・トレイルを50km走る体ができていないってことなのか。歩いてしまう理由は足と背中。背中と腰の間の脇部分がひどくこわばっていて頑張りが効かない。

次の第2CP芦ノ湖キャンプ村までに1時間14分もかかっちゃいました。7分/km以上かかるとは。アミノバイタルゼリー1本。

第2CPは7時間5分,116位。最後のパワーバー半分を食べていると,No.1の選手が久しぶりにやってきた。あと12km。10時間切りを狙いたいが,できるか?精神的には,神山へ行くのが結構憂鬱である。後ろからどんどん抜かされるとへこたれそうだからできるだけ一人になるタイミングがいいな,などという弱い気持ちが出てくるけど,ビシッと覚悟を決めることもなくトレイルに突入してしまった。

たしか,防ヶ沢と書いてある分岐まで行けば,実質終わりなはず。なんとかそこまでクリアすれば・・・試走のときは割とあっさりいけたけど,今の状態ではなんとか耐えるしかない。確実に5分に一回は立ち止まってます。展望がない中を九十九折状に上っていく,このカーブを曲がれば立て札があるんじゃないか,次か,その次か・・・試走やはり全コースやらないと疲労度が推し量れないな。コース脇で今まさに寝ようとしている人がいる。みんな辛いんだ。ポカリスエットのプールはいりてぇ~なんてしょうもない考えもぐるぐる回ってる。

何とか分岐について傾斜がゆるくなる。試走のときはここは走っていったが今日は早歩きで次の4つ角まで。ここで最後に補給。パワーバーゼリー,vespaを飲んで最後のアタック開始。傾斜がゆるくなったせいもあるが,なぜかここで復活した。リズムよく足を進めていくことができる。1足分の幅のところも一気に行った。神山頂上で富士山方面と湘南方面を見るが,なんとなくぼんやりしてる。ちょっとがっかりだな。ここまでで8時間50分。下りそれなりに走れればなんとか10時間はクリアできそうだ。

ここから最後のくだりが一番今日がんばれたところ。上りでは散々抜かれていったが下りになると疲労も痛みもなんのそので,割と軽快にいけた。10人くらいは抜けたかな。一回つまずいて思いっきり踏ん張ったから,たぶん爪はやられるだろうけど。暗くなったときのために反射板がいっぱあった。はじめ何かと思ったよ。神山から早雲山駅まで35分で最後の給水。これは不必要だったかも。まあせっかくだからという感じで。

早雲山から強羅まではあまり人はいなかった。時々道端にいる人はやっぱり応援してくれたわけだけど。最後の歩道はいっぱい応援するわけにはいかないだろうから,このあたりに応援の人がずらーっと並んでたら,ほんと,すごいことになると妄想します。

でもやっぱり知り合いが出てたらゴール地点で見たいですよね。

今日はラストスパートはいいや。応援してくれる近隣の方にありがとうをいいながらどんな形でゴールしようかななどと考える。東京マラソンの女子優勝新谷選手のイメージで(後日写真を見て自分でとほほな感じになる可能性ありですが)。彫刻の森駅,美術館に入るところ,地下道のちょっとくねったところで,ちょっとじわっときたかな,楽しいイベントで,みんな笑顔で迎えてくれたから自分も笑顔全開でゴールできた,と思います。

9時間35分48秒。109位でした。

ゴール後にはハリ天狗さんにも挨拶できたし,よかったよかった。

応援してくれた皆さんありがとうございました!すごく楽しいイベントでした。

※修正・加筆・別エントリー有りかも。