Run for Self-actualization

2006年から走っているランナーのblog。もう一花咲かす!

第72回福岡国際マラソン

事前目論見:
 上尾で3:36/km
 1週間前の駒沢5周は3:33/km
ペースは3:38/kmくらいで行けたらよいな。30kmを1:49以内で通過できれば2:35切りは見える。
 しかし天気予報が思わしくない。平年の最高気温15℃に対し、予報は20-21℃。ハイペースは命取りだがかといって資格延長には3:40/kmは下回れぬ。
 スタートしてから勝負だが、3:40/kmは死守するぞ。
結果:
 2:40:50
 18:16-18:29-19:04-19:07-19:10-
 19:26-19:20-19:30-8:26
 前半1:19:12、後半1:21:38、前後半差2:26
 目標達成の土俵にすら上がれなかった。2:35分切りはおろか、病み上がりで苦しんだ昨年と比べても1分遅い。早々にレースじゃなくなってしまって正直呆然状態だ。
レース前:
 日差し強し。前日の予報では曇りだったので暑ささえ我慢できればと思ってとけど日差しもか。がっかり。
 →ホテルでてからも1L以上十分すぎるほど給水。
 温度高く最初体は動くだろう。
レース展開:
 1km3:40、2km7:21、3km10:55と悪くない。多少のきつさはあるけど例年こうだ。宮本君、ちょめさん、長君が前に見えてるけど微妙に付く力がない。じっくりいこう。
 5km18:16で通過し「理想的だ、ただもう少しだけ余裕ほしいな」と思った辺りから(まだ全くの序盤だが)歯車が狂いだした。5kmまでよりきつさは増してしまっているのに3:40/kmを切れてない。かなり呼吸乱れつつ3:40/kmは維持するが、9-10kmでいきなり10秒落ちた。気持ちがえぐられた。※
今回ばかりは後のことを考えず倒れるまで3:40/kmを維持すべし、と思っていたが、その決断が10kmで訪れるとは。。大事なレースなのに気持ちがもたなかった。引いてしまった。
抜かれながらもがいていた。後ろから来る細切れの集団もペースは速くないはずなのに付くことができない。脚の張りはないけど動きが悪い。呼吸が辛い。
18kmに家族がいるはずだけどそこまで持つか?どうやって収容されるのがいい?気持ちもネガティブの底。だって関門が19分で迫ってくるのに19分で走れてない。どこかで捕まるだろう?
まだ救いはあった。15kmを過ぎる頃から雲が広がり体感は涼しくなり、少しだけ前向きになれた。せめて30kmまではいこうと。18kmで家族とトモさんの応援を受け、23km博多駅前を通過する頃からようやく弱気は封印。久しぶりに一人ランナーをとらえた。求めてたより1分遅いペースだが、後半拾っていく自分の持ち味を発揮するときだ。
25kmの通過で関門まで2分。これからのモチベーションは関門に捕まらず完走すること。40kmまで逃げるには、19:40が必要(この時20分でいいと勘違いしており、あとで肝を冷やした)
気持ちは切れていないのだが、ペースを落としてしまう。3:50が維持できていない。前半3:50/kmでもペースダウンしてしまうのか、心肺の苦しさは治まってきているのに。ここで大きくオーバーすると関門近づいてくるぞ。
折り返しで見える走友との差からやはり今日の自分の遅さを確認する一方、意外にも多くの人が苦しんでいた。ラソンは誰にとっても過酷。
27、35kmに家族がいてくれた。ペースは落ちているもののなんとか完走する力は残っていそう。諦めなくてよかった。
より力強く走りきった証として、できれば40分切りたい。もっと言えば去年の2:39:46も。内心そういうのもあったけど、30km 越えると脚にきてペースを下げてしまった。25kmで約2分あった関門までのマージンは40kmで30秒強まで減っていた。
逃げ切り、完走はしたが、最後、35km通過してからの走りには反省も少しあり。今日の全力じゃなかっただろう?
フィニッシュ後、勝負決めるつもりで勝負にならなかった情けなさで一瞬涙込み上げたが、それもむなしいこと。そういうことを思うなら、レース前、レース中に何とかしないとね。