Run for Self-actualization

2006年から走っているランナーのblog。もう一花咲かす!

第69回福岡国際マラソン

福岡国際マラソン

目標はもちろんベスト(2:34:26)の更新。

目論見としては3:38~3:40を見ないくらい。3:40でもいいがその際は速いジョグくらいの感覚で余裕持っていきたい。

スタートは3:42と絶妙にいけたが、呼吸が辛い。5kmまでも状況は改善せず。それもそのはず3:35くらいで想定より速くなっている。落とすに落とせずまるでハーフのようなきつさだ。これでは先が見えてるぞ、、ようやく6kmあたりからマラソンを走る体感になってきた。

やれやれ、と思ったのもつかの間、好調感が今日は長続きせず15kmくらいまで集団からこぼれないようにするのに必死。何度かある陸橋で乳酸もビシビシ、一層遅れがちになる。

何とか17~18kmの応援ポイントまではたどり着いた。やはり応援をもらうと力がでて、さあこれから!と気合いを入れ直した。なのに、落ちた感覚はないのに急にペースダウン、一気に数人に抜かれる。それに伴い体感も急に怪しくなってきた。18~21kmは3:40を大きく超える。ハーフ通過も1:16:49とかなり遅い。24㎞あたりまでが一番きつかった。なぜこんなことになっている?落ちるのが早すぎる。ダメなのか?曲がり角、給水ででかなり減速しているが、それを受け入れている?意欲が低下しているのか?

そんなことはない。

今日は、倒れる寸前まではやる。25kmで崩れたラップがあとに残るのはいやだ。どうにもきついけど3:40で走れたら、まだ可能性はある。

27km。ここまで我慢してたら大腿の乳酸が抜けてきた。不思議と前向きになり自然に集団を抜け出した。この飛び出しからは、もうこの集団の人たちには道中会わないと決めた。

ひとりずつ拾っていく展開の始まりだ。しかし、タイムは厳しい。3:40が維持できず、借金が積もっていく。1:49以内と考えてた30km通過も30秒遅れ。折り返して3:45付近まで落ちていることを知る。さすがに堪える。3:45見るのは35㎞以降じゃないのか!

ここで抜かれたランナーに見覚えがあった。昨年最後まで競った選手だ。かなりの勢い、私がやりたかった走り。もどかしい。

香椎からの折り返しでは足が生きている人、厳しい人、明暗が分かれている。自分はまだやれるでしょう。あっという間に離されたけど、あの人を追おう。

序盤のようなラップはもう出ないが、一人ひとり抜いていくことで力を出し切れる。30-35㎞で落ちたラップをわずかでも35-40㎞で戻せた。ベストはなくても、やりたいことがある。34分台を出したい。その中でも1秒でもベストに近いほうが価値がある。そのためにはここで頑張らなければ。

Y、t、C、Yさん・・・、香椎から40㎞までに多くの走友に会い、そしてついに先ほどのランナーにも追いついた。

さらに40-41㎞が3:31のスーパーラップ(見間違い?)。で、もう一回土壇場勝負できるのか?身震いした。しかし、最後の力を前借りしていたか、平和台の坂で限界を向かえ、普段の練習のラストのような切れは出せず。でも力は残さなかった。

2:34:40(18:06-18:09-18:10-18:23-18:19-18:24-18:38-18:31-8:00)

スタートラインに立ってからできることはほぼやった。その意味で充実感はある。

フィニッシュ地点で走り終えた仲間と話す時間はやっぱり最高だ!応援のみんなにもしっかりした走りを見せられたと思う。

でも最高の満足はベストが出てこそ。当日までの持っていきかたはまだまだやれることはあるし、練習での強化ももちろん必要、だからまだまだやりがいがある。