Run for Self-actualization

2006年から走っているランナーのblog。もう一花咲かす!

第67回福岡国際マラソン

4度目の福岡国際マラソン

未明から降り出した雨がスタート前には本降りとなりレースプランが揺らぎましたが、直前に雨は上がり絶好のコンディションの中スタートとなりました。そこで、事前のレースプランに沿って走ることにしました。

それは、最低18:20/5kmを見ないように、できれば18:10で巡航、そして、これは夢レベルの話ですが、体が動けば18:00で押していく、の3段階です。15kmの通過54分台を目指す。

(以下長文)

スタート後は流れに乗るしかなく、大通りに出て2kmの通過7:10強と速い流れで推移している。前にはtakeshiさん、そして横にはぱっきーさんの姿も見える。

ぱっきーさんと並走する形となり、仲間の応援を受けつつ少しずつリラックス度を増しながら5kmを迎えることが出来た。17:54。楽な体感ではないが、最近3:40/kmを切るとすぐに感じていた呼吸の苦しさは今日はない。湿度が高いことも後押ししてくれている。強気の設定で行ってみるか。

とはいえ上限を超えてしまっているので少し調整しつつ1kmずつを刻む。呼吸は落ち着いているが、脚は重さを感じ始めている。

10kmは18:02(35:56)で通過し、14kmでようやく大きな集団にもぐりこんだ。しばらく温存できるだろうか、集団の前方にはtakeshiさん、Oさんの姿も見える。

15kmは18:06(54:00)と想定上限ながら、この10kmは少しずつ18分を超えて来ているので、トータルでは実力に合った絶妙なペースなんだろうと思っていた。昨年は15kmからエンジンかかってきたので今年もこれに期待だ。

応援もあって元気に走れているが、予想外に集団のペースが上がっていかない。20kmまでの5kmは18:15と少し落ちてしまった。後から聞いたところによると17-23kmは小刻みに曲がる区間なのでペースが落ちがちなのだとか。そして20-21kmまでも集団のペースが3:42と上がらなかったので、我慢できず集団から飛び出した。ハーフは1:16:20とこれまでで最速の通過ではある。

元気だったけど余裕はない中動いたものだからすぐにきつくなった。マラソンの走り方としては今回反省ポイントの一つだ。結局1kmほどで抜け出したはずの集団に吸収されたが、既に25kmに到達するころには集団としての形を成さなくなり、いよいよサバイバル区間に入ってきた感じ。私も集団に吸収されて以来、落ち着いていた呼吸さえも乱れだし、一昨年のいやなイメージが頭をよぎる。

25kmは18:09と少し戻せたのがせめてもの救い。25.5kmで応援を受けて、パワージェルを補給。明らかに体が重くなってきている。ただ、26、27kmとラップはまだ3:40弱で走れている。まだあきらめるところじゃないな。

しばらくtakeshiさんと並走し、27-29では仲間の応援も受けて元気をもらいつつ押していけた。18:16。30kmは1:48:40。次は折り返しまで、折り返したら復路の仲間の応援まで、35kmまで、残り5kmまで、と小刻みに頑張りポイントを作っていこう。

だが、折り返したら向かい風!一層きつくなった。さらに動きが悪くなる。どうするんだこれは!?という感覚に襲われたが、丁度タイミングよく抜いていったランナーがいたので考えるまもなく後ろに付いた。自分でペース作れないなら何でも利用しないといけない。

無理なペースなのでずっとはつけなくて、離れたときの苦しさはまた格別なものだが、とにかく残距離を減らすことだ。34kmでもう一度パワージェル。これが効いたか、また応援銀座に達してパワーをもらえたか。35kmからもう一回体は動き出した。ペースはじわじわと落ちてきているが、前を拾ってはいけているので気持ちはぎりぎり保っている。18:43(大きく落ちた、だがまだ勝負できる範囲という実感)。

37km、残り5.2kmはどんなにたれても20分あればいける。2:14以内に通過できれば、33分台も見えるが!?・・・実際は2:15になろうというところ。さらに落ちてるのか?PBすら危ない。体以上に気持ちがきつい残り5kmだ。仲間の応援を受けて必死の走り。

40km、この5kmはとうとう19:01、19分台に突入。ここも自分の目安は8分半あれば安パイと思っていたが、PBまでもあと8分しかなかった。昨年の奇跡的な走りで7:59だったのに、これを再現ってのは?とにかく、間に合うか間に合わないかは別にしてペースを上げないと!

今年も運よく、40~フィニッシュまで並走するランナーがいた。おかげで緩めずプッシュすることが出来た。さとしさんの応援を受けて坂を駆け上がってからは一層ひどいフォームだったがとにかく1秒でも。ラスト400、残88秒。終戦か?・・・が、ホームストレートでまだ20秒あった!本当にぎりぎりとなったけれど、なんとか昨年の記録を2秒更新、2:34:26でフィニッシュ。

しばしの放心状態の後、走ってきた仲間と再会し健闘をたたえあう瞬間が最高でした。

30kmまでは準備運動、ではなく、ハーフから我慢大会、となり本当にきついレースでしたが、それでもぎりぎり落ちきらずにとどまれたこと、最後は落ちたペースを戻せたのは収穫です。でも本音はもう少しイーブンな展開のレースしたいな~。

きつい時間が長かったので今回も本当に応援には助けられました。沿道の直接の応援、本当に力になった。それだけでなく、ここに来るまでいろいろ応援してくれた友達や、苦しくなったときは昨年、一昨年の仲間の応援も思い出して、総力で立ち向かうことが出来ました。本当にありがとうございました!

17:54-18:02-18:04-18:15-18:09-18:16-18:43-19:01-8:02

2:34:26(前半1:16:20後半1:18:06)

レース編終わり!